街中で人目を惹く人の共通点は何でしょうか。
その一つには、シミやくすみのない美肌が挙げられるのではないでしょうか。
美肌を作るには今や色々な方法がありますが、肌のコンディションを元から整えられれば、より自分を美しく見せることができるでしょう。
ここでは肌の土台を作る基礎化粧品とは何か、その効果と使う順番についてまとめます。
基礎化粧品とは
そもそも化粧品全般の役割として法律で定めるところによると、以下と言えるでしょう。
①人の身体を清潔にすること
②人を美しくすること
③人の魅力を増やすこと
④人の容貌を変えること
⑤皮膚もしくは毛髪を健やかに保つこと
薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)第2条第3項より筆者抜粋
その中でも日常的によく使われている基礎化粧品とは一般的に、肌を健やかに保つ、ダメージケア、調子を整える役割があるとされています。
具体的には洗顔料やメイク落とし(クレンジング料)、化粧水、乳液などのスキンケア用品となります。
基礎化粧品のそれぞれの役割
基礎化粧品を選ぶ時にその効果について企業の説明文や口コミを参照されるかと思いますが、改めてそれぞれの役割についてまとめると以下のものと言えるでしょう。
メイク落とし
その名の通りメイクを落とすものですが、メイクアップ化粧品、いわゆるコスメは肌に密着するよう油性の原料でできています。
例えばファンデーションはすっぴんの毛穴を隠してくれますが、それは肌を覆う皮脂に密着するからです。
水と油が混じらないのと同じく、皮脂と密着した油性のコスメは水性の汚れを落とす洗顔料では落とせないため、メイク落としが洗顔料とは別にあるんですね。
洗顔料
メイク落としとは違い、洗顔料とは汗やほこりといった水性の汚れを落とすものとなります。
水性の汚れとは、①ほこりや雑菌などの外側からの汚れと②汗、古い角質、皮脂といった内側からの汚れがあります。
メイクをしていない時でも必ず発生する汚れなので、肌を清潔に保ちニキビや炎症を防ぐには毎日使用することが大切です。
化粧水
化粧水には乾燥と乾燥によるダメージから守るために肌を潤す役割があります。潤いは肌を柔らかくする役割があります。
顔は瞬きなどの生理的行動や表情の変化のため、筋肉が常時使用されています。肌が柔らかくないとこうした筋肉の動きに皮膚が馴染まず、皮膚が引っ張られてシワの原因にも繋がります。
特にメイク落としや洗顔料を使った後は皮脂といった油分まで洗い流されてしまうため、乾燥しやすくなります。顔を洗った後はなるべく早めに化粧水をつけることが肌にいいと言えます。
美容液
美容液とは、他の基礎化粧水で補えない肌の悩みを解決してくれる補助的アイテムとなります。美容成分の配合は多岐にわたり、保湿や美白など効能が個別に特化しています。
必須のものとは言えないため、肌トラブルがある場合、その対策をしたい場合などに使用するのがおすすめです。
シートマスク
美容液と同じく効能が個別に特化した補助的アイテムとなります。
美容液とは違い顔につけて放置をするだけで美容成分が浸透するため、忙しい時でも手軽にケアができるところがメリットです。
つけたまま放置しすぎると肌の表面から乾いてしまうため、10分~15分ほどつけてから外すのがおすすめです。
乳液
乳液には油分が含まれており、肌の潤いを保持する役割があります。化粧水だけだと水分が蒸発し乾燥してしまうため、セットで乳液を使用して水分を保つことが大事です。
クリーム
クリームは乳液の保湿力を補う役割があります。水分を密封してくれるため、乾燥による肌荒れといった肌トラブルを防いでくれるでしょう。
基礎化粧品を使う順番
基本的な使用順は以下となります。
基礎化粧品を使用する時の注意点
肌が汚れたまま保湿をすると雑菌の繁殖の原因となり、肌トラブルに繋がります。
まずは顔を清潔にしてから化粧水を使用することが大事です。
またシートマスクや美容液は化粧水で肌に潤いを与えてから使用しましょう。肌が柔らかくなるほど美容成分が浸透しやすくなるため、化粧水を塗ってから使用すると効果が高まります。
乳液やクリームについては油分が含まれているので、化粧水で水分を与えてから使用することで肌の潤いを保つことができます。逆に洗顔後化粧水より先に使用してしまうと、上から化粧水を使っても肌の表面に水分が届かず、乾燥の原因になってしまいますので順番には注意しましょう。
おわりに
余計な肌トラブルを避けるため、基礎化粧品を選ぶ際には自分の肌に合うものを選ぶことが大事です。
美肌を目指す一例として基礎化粧品を上手に利用していきましょう!